槍ヶ岳から笠ヶ岳縦走
2012.08

その2

 8月21日

朝はラーメンを1/2食べた。正直、どうしてこんなものを朝から平気で食べていたのか?という気分になった。16年前の単独行メニューはやはり見直しが必要だ(笑)5時にババ平を出発した。学生時代の癖で撤収だけは異様に早いのは変わらなかった。雪渓の上をすこしだけ歩き、右側の岸にある道を登って谷を詰めていく。しだいに上部が開けてくる。槍ヶ岳山荘から下ってきた団体さんが「もうすぐ槍が見えるよ、がんばって」と声をかけてくれる。おおよそ山屋の「もうすぐ」というのは自分も含めて30分くらいが上限ではなかろうか。ありがたくも「もうすぐ」=「まだまだ」と翻訳して登るのであった。


谷が右に折れるところにさしかかるとようやく槍ヶ岳が見えてくる。おおっ!やっぱり、うれしいぞ。が、小屋が見えたからか、それとも今日の大きな目標が見えたからか、体が重くなってきた。俺の体力、どんだけよ。(がっくり)

思えば、この道を登るのは1992年以来である。てことは・・・20年前か。こんなにしんどかったっけ?まったく記憶なし。


コースタイムを若干超過して肩の小屋に到着した。20分ほど休憩してから、団体が下山してくるのを確認して槍ヶ岳の頂上を目指した。槍ヶ岳は16年ぶり。ルートは当時よりもさらに整備されているような印象を受けた。途中で登るところを撮影してほしいと後ろにいる登山者から頼まれたので、カメラを交換しあってお互いを撮影し、頂上でも何枚か撮影して頂いた。私はあまりセルフ写真を撮らないが、いい記念になった。写真を撮影してくれた方は栃木のモンベルショップの店員さんだった。頂上からは360度の大展望でしばし時を忘れ、絶景を楽しんだ。


下山後、テントの受付をした。すでに双六に行くことは考えていなかった。(笑)サイトNoは4。まだまだ余裕と思っていたが、テントサイトは意外や一杯だった。


では、昼飯にしますか。牛丼1000円なり。槍を見ながらの牛丼は格別なり♪ちなみに過去の記録を見たら16年前も1000円だった。価格据置を喜ぶべきか、当時が暴利だったのか、いやいや、山で牛丼が食べられることに素直に感謝すべき。しょうがを槍ヶ岳の形に盛りなおして遊んでみたり・・・って、しょーもねえ〜。
では、昼飯にしますか。牛丼1000円なり。槍を見ながらの牛丼は格別なり♪ちなみに過去の記録を見たら16年前も1000円だった。価格据置を喜ぶべきか、当時が暴利だったのか、いやいや、山で牛丼が食べられることに素直に感謝すべき。しょうがを槍ヶ岳の形に盛りなおして遊んでみたり・・・って、しょーもねえ〜。


テントサイトに戻り、暇なので槍ヶ岳に登頂する人たちを望遠で撮影してみた。空が青すぎてまるでジオラマのよう。ちょうど団体さんで混雑中。はしごはひとりずつ使いましょう。テントサイトは15時くらいにはいっぱいになってしまった。テント場の上部の岩に登ると下から登ってくる登山者が良く見える。16時過ぎてもまだ登ってくる人もいた。なお、このテントサイトではスマホ(DoCoMo)を使うことが出来た。ぼちぼち、晩メシにしますか。


2日目の晩御飯もパスタ系。今日はペンネバジルにしてみた。使ったのはキューピーの製品。これは当たり。美味しく食べることが出来た。なお、ペンネはビニール袋に詰め替えて持ってきたが、先がとがっているので袋は穴だらけだった。買った袋のまま持ってきたほうがよい。(よく考えれば当たり前だが)

明日は双六岳まで行き、体力に余裕があれば三俣蓮華でも往復しようかと決め、シュラフに入った。夜はどういうわけかあまり寝られなかった。

その3へ続く





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