六甲地獄谷 2004.04.17
ホームグラウンドの六甲でひさしぶりのストレス解消登山をしてきました。朝霞駐屯地でGETしたパンの缶詰試食レポ付き!


【日時】平成16年4月17日(土曜)
【メンバー】腹ペコ山男
行程
朝飯
昼飯 晩飯
自宅-阪急芦屋川駅-高座の滝-地獄谷-A懸-ピラーロック-風吹岩跡-高座の滝-阪神芦屋駅-自宅
自宅
カレーパン
自衛隊おみやげの
パンの缶詰
ココナツサブレ
ポカリスエット1本
自宅
食べたもの


東京滞在記Uにも記載したが朝霞駐屯地でおみやげとして購入したパンの缶詰(チョコクリーム味)を山で食べてみた。
結論としては、おみやげのネタとしては良いけど、山で主食として扱うにはやや物足りない。コンビニでパン買ってもっていたほうがいいかな(爆)でも味は意外とおいしい。

きちんとナイフで輪切りにしてお皿に並べるとおいしそうにみえると思います。

【山行日記】

このところ、天気のよい日が続いている。しかし仕事は内勤のため、外に出ることもなく、仕事といえば4月からは調査業務も兼務してるので、地味で、地道な作業を毎日している。これが予想以上に僕にはストレスのようで、家に帰ってもなんとなくいらいら感がとれずにいた。

金曜日の朝、いつもの通勤電車の中で「このままでは精神的にやばい!」と強く感じたので、土曜日は山に行くことにした。(^^)!しかし行き先が思いつかない。とうとう土曜日になってしまった。朝10時ごろ、山の本をみながら、ふと、六甲の地獄谷に行くことを思いついた。ここなら、アプローチの時間も短いし、十分楽しめる!よっしゃ、いくぞ。

大急ぎで、準備をし嫁に阪急芦屋川駅まで送ってもらい、11時過ぎに駅前を出発した。今日は本当にいい天気だ。すこし歩いただけで汗ばんできた。芦屋の豪邸を見ながら、坂道をぐんぐん登っていく。30分ほどで高座の滝に到着。ここには茶屋が数件あり、関東煮などを出している。ここでまったりしてる人たちも多い。


今日の目的地の地獄谷にはこの先の分岐を谷側に下りて進む。谷に下りるとなにやら騒がしい。なんと小学生くらいの子供達の団体を4人くらいの大人が引率して谷を歩いているではないか。人数の割には引率が少ないし、しかも地獄谷とはちょっと場所選定がいくらなんでもひどい。どこかのアウトドア教室のようだ。気をつけよう〜っと。


地獄谷は固い花崗岩の谷歩きだ。岩が好きな人にはたまらないだろう。3点支持をしっかりすればしっかりと歩くことが出来る。前方に先行者が見えた。ありゃ、阪急芦屋川で見たおっちゃんだ。一緒のコースだったか。すこし暗い谷を岩を楽しみながらどんどん登りつめていく。小便滝は水が少ししか流れていなかった。このネーミングはなかなかいいです(^^)
 
 
 
高座の滝
地獄谷に突入です
小便滝を発見!

ここから谷を進むことも出来るし、右手を詰めて一般道に上がることも出来る。現在地を確認したかったのでまずは右手の道をぐんぐん登って振り返るとA懸の尾根の頭が見えた。お!もうすぐそこだ。谷へ再び下りて、川を詰める。しばし歩くと花崗岩の風化した岩が見えてきた。A懸の頭に向かって砂礫を登る。滑りやすいが、とても楽しい。子供の頃に砂山で遊んだ記憶がよみがえる。子供が大きくなったら絶対つれてきてやろう。頭から谷に再びおりて、沢筋をつめていくとB懸の基部に出る。今日はクライマーはいなかった。さあ、ここからが風化した花崗岩の上の楽しい山歩きの始まりだ。道は複雑に入り組んでいるので,ある意味ルートファインでリングは大変。しかも砂礫は滑りやすい。高いところから見て検討をつけてルートをたどる。

A懸の上部から芦屋を望む
今日はクライマーはいない
A懸の尾根を望む
鉄塔の下が風吹岩
ろうそく岩?
ピラーロック付近

遮蔽物がないので、とにかく熱い。真夏にはあまり来たくないな。春か秋がこのコースはちょうどいいだろう。尾根に取り付いてしばらく歩くとボーイスカウトの団体がいたので先に行かせてもらった。ふたたび、谷に下りてピラーロックのある尾根に取り付く。ただし、この尾根道はかなり登りにくい。谷を詰めたほうが初心者同行の場合はよいだろう。ピラーロックのある尾根の道は細い、いまにも崩れそうな道だ。気をつけて登る。振り返ると越えてきたロックガーデンが良く見えるので、ここの眺めはなかなかよい。ここから道を右にとって一般道に上がる。5分ほど歩くと風吹岩跡だ。たくさんの人がお昼ご飯をたべていた。


山通ツヅジがたくさん咲いていた
缶詰のふたを開ける。
乾燥剤かな?ドキドキ(^^)
おお!パンだ!こんなふうにはいってるんだなあ。
紙に包まれる。ぺりぺりはがす(^^)どきどきわくわく。
紙をはがすとこんなかんじ!。お、なんだかおいしそうじゃないか!味はしっとりとしたかんじで、缶詰の割にはいける味。
大阪方面はやや霞気味

自衛隊おみやげのパンをかじり、ポカリスエットをぐびぐび飲んでぼお〜とまったりする。普段、都会の生活では本当に何のために生きているのだろうと思うときが時々ある。生きることを強く意識しなくても生きていけるからだ。山に来ると今日は地獄谷で岩をつかみながら,また砂礫の山を歩きながら怪我をしないように、気をつけて歩いている自分がいて、そして、超えてきた山々を見て、自分に満足し、さらに景色に感動する自分がいた。なんだかうれしかった。しばらく忘れていたものを取り戻したような、そんな気がした。体の疲れも海から吹き付ける風と共に心地よく感じだ。

もうなんども見ている景色だが、僕にはとてもいろいろなものが景色の向こうに見えた。自分をしっかり取り戻したので、
もう下山しても十分だ。今度は一般道も芦屋に向けて下ることにした。高座谷の堰堤までくだり、川原でまったりする。いのししが山から下りてきて目があってしまった。やば!と思ったが、向こうが去っていてくれた。水のみにきたのかな。ごめんな。

高座の滝でふたたびまったり。ここには金玉大明神という神様?がいるようだ。金玉って・・・(汗)




コース案内図
高座の滝にあるお堂
金玉大明神・・・って



岩の中にある?大谷茶屋のおでんコーナー。うまそー。
芦屋の豪邸。こんなところに住んでみたい!翌日に住宅展示場に行き現実を思い知る(ショック)
今日はぽかぽかのピクニック日よりでした。

ここのおでんは1本100円。おちゃん二人がおでんをアテに日本酒飲んでいた(^^)。帰りはいつもの道と違う道を通り、山芦屋町の豪邸を見物し、将来のための勉強をする。ワシは金持ちになって山芦屋町に豪邸をかうんや!と帰宅後に宣言したら、1秒後に「無理にきまっとーやん」と冷たい嫁の返事が(涙)

やはり、宝くじしかないのか・・・。



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