三十三間山 2002/10/14

野坂岳に続いてはしご登山をしました。ひざがガクガク。なんとか登った山


【日時】平成14年10月14日(月)
【メンバー】腹ペコ山男単独
行程
朝飯
昼飯 晩飯
駐車場-最後の水場-夫婦松-風神-広場-山頂-風神-夫婦松-最後の水場-駐車場
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ポッキー
ポカリスエット
ペンネ
三十三間サンド

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三十三間サンド
作り方
評価
やわらかいフランスパンの小さいタイプを用意し、半分に切る。さらに半分に切れ目を入れて中にハムとコーンマヨネーズを入れ最後にタバスコを振りかけて出来上がり。
ミニタバスコを購入したので是非山で使ってみたかった。あとパンに塗ってつけるコーンマヨネーズチュウーブを購入し使ってみたがけっこう使えます。タバスコもGood。ただしペンネを作る前に食べるとお腹が膨らんでしまう。

ペンネ&マッシュルーム
作り方
評価
お湯は少なめに沸かしペンネを入れる。水分が飛んできたらマッシュルームの缶詰から水を切ってマッシュルームを入れる 。暖かくなったら出来上がり。
これから寒くなるからすこし汁を残してもよかったかなと思った。マッシュルームは見た目はGoodだが、味にはあまり関与しない。残念ながら次回は消えそうだ。

【山行日記】

坂岳を後にし、国道に出る。日本海が見える。北朝鮮拉致事件が話題になっておりちょうどいまから向かう三十三間山の横は小浜である。あの地村さんが拉致されたところである。敦賀は原発もあり、わが国の国防上こんなに安易に外敵の侵入を許してしまう防衛体制のあり方も今回協議されてもよいかとおもう。でも議員のセンセイ方はキム将軍から送られたマツタケのほうが関心があるようだ。あー情けない。

さて、肝心の三十三間山であるが、ガイドブックを見ても一体どこから左折するのかまったく書いていない。地域の名山のはずなのに看板も一つも見当たらない。あっというまに倉見峠を越してしまう。あれ〜。峠の手前のはずなのに。Uターンをし、来た道を戻る。国道遮断器が見えたので、これかと思い、右折して進むと三十三間山の大きな駐車場の前に出た。もっと看板立てといておくれよ〜。

10時30分。やっと出発する。車は何台か止まっているが、多くは無い。駐車場から林道を歩く。途中までよく軽トラックが乗り入れをしているらしく轍がしっかりと残っている。林道は意外と長い。誰もいないと自然と歩く速度も速くなるが、実は野坂岳で飛ばしたこともあり、ひざの上のあたりの筋肉がだるい。乳酸が体にたまっているのがはっきり分かる。こんな林道も長く感じてしまう。まっすぐいくと分岐があり、右が登山道だ。ここから川を左手に見て林道を歩いていく。誰も会わない。

車を止めていざ出発
大きな駐車場
長い道を進む

地図を見ると「最後の水場」というのがあるらしい。それにしてもなかなかつかない。どこかに分岐があったのだろうか??とすこし不安になるが、そのまま足を進める。この程度で不安になるなんて足の疲労は相当なものだ。しばらくいくと大きな看板があり、最後の水場と書いてある。ここで水を2杯ほど飲む。果たして頂上まで行けるのだろうか。でもここで帰ってしまったら次にいつ来れるか分からないと思い頑張って足を進めることにする。

最後の水場
こんな看板発見!
下は晴れてるようだが・・・

最後の水場から尾根にあがる。目指す目標は夫婦松だ。心の中ではここまで歩いたらもどってもいいかなという思いがあった。松林の中をじぐざぐに登る。途中でなんどか足を止める。前にも後ろにも誰もいない。戻ってもいいけどあとで後悔するって思ったらやはり戻れない。黙々と進むと小さい広場に出た。中高年の登山者が5人ほど休んでいる。よく見ると奥に夫婦松の看板が。あらら、しかも松が枯れてるじゃないのぉ〜。そうなのである。無残にも松は枯れていた。
ここでしばし休息をとる。

夫婦松跡
(枯れてました)
風神
稜線がみえてきた

はあ〜ここまで登ったしマアええかな〜と思いながら休んでいると先ほどから休んでいた登山者達が立ち上がり出発の準備を始めた。てっきり下山すると思っていたがあらら、これから登るようである。あら〜これは負けるわけにはいかないなあ〜となんやら意味不明な対抗心が出てきてしまい、5分後くらいに私も出発する。しかし気合で筋肉の疲労は回復はしない。ふらふらになりながらも一歩一歩足を進める。先行者の姿が前方に見えたが、とても抜かせる気力がない。そうこうするうちに30ふんほどして風神の看板が見えた。風の音が上のほうから聞こえてくる。稜線は風がきつそうだ。ここでまたしばし休み、稜線にあがる。稜線は笹薮だ。前方に頂上までのゆるやかな稜線が見える。おお!ついにここまできたぞ〜。

急に元気が出てきた。広場には3人ほどの女性が食事を取っていたが霧に包まれているし風も吹いているしなんだか寒そうだ。ここで一度私もザックを下ろしたが、根っこが生えそうなので気を引き締めてイッキに頂上までむかうことにする。先ほど夫婦松で一緒だった3人組が私の後ろに続く。広場から山頂までは意外と急な笹の斜面が立ちはだかる。ゆっくり歩いていると追いつかれるので、ここは最後の力をふりしぼって両手で笹をつかみながら強引に走って登る。しかしこの斜面が意外と長い。しかし途中で止まったら格好悪い(涙)そんなミエも手伝ってなんとか笹やぶを突破し稜線にでる。木のトンネルの中を足を進めて一登りするとそこが三十三間山の頂上だ。
三十三間山山頂
今日のメシ
こんな道

残念ながら展望はない。ここでザックを下ろし食事の準備をする。さきほど後ろにいた3人が10分後にやってきた。そのうちの一人(おばちゃん)から写真を頼まれる。カメラを渡されて二度ほどシャッターを押す。しかしどうも動いている気配がない。おばちゃんがあれ?と言いながらふたを開けた。フォルムが無かった。おいおい・・・。悪いけど笑ってしもた。

頂上で食事を済ませ、空を見上げるとときどき太陽が顔を出す。しかしすぐに厚い雲に覆われてしまう。諦めて下山することとする。笹薮をかきわけると霧も晴れて風も収まっている。

お、霧も晴れた!
すごい藪
隣の山も見えたあ
頂上を振り返る
頂上までの斜面
さらばじゃあ〜

よく見ると西側に稜線が続いている。登山道はないようだ。揺れるススキを見て山に別れを告げる。ここからはずっと下りである。気をつけて下るがやはり足がガクガクだ。しかも小石が多いのでよく滑る。木にしがみつきながら下る。下のほうは次第に天候回復しているようだ。青空も見えている。

秋を演出します
あれえ晴れている
登山口
林道を歩きます
もうすぐです
すっかり晴れてた

最後の水場で水を水筒に入れてしばし休息する。うーん。よく頑張ったなあ〜。長い林道を歩いて駐車場にたどり着く。靴下を脱ぎ、側溝に流れる 水に足をつける。うぉ〜気持ちいい〜。

14:30に駐車場を出発し、敦賀ICを目指す。この時間だと三連休の最終日ということもあり、カツ丼をたべて風呂に入るともろに渋滞に巻き込まれてしまう。そのため、何も食べず、風呂にも入らず走る。ICに入るまでなぜか渋滞していた。北陸道は特に渋滞もなく進むがやはり名神に入るとだめだ。瀬田東と栗東でのろのろいらいらのろのろいらいら。吹田のSAでフランクフルトを食べて気を取り直す。なんとか無事に自宅にたどりつき、ゆっくり風呂に入って足をモミモミして今回の山行を振り返った。


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