多紀アルプス 御嶽(みたけ) 2002/07/27 |
【日時】平成14年7月27日(土) |
【メンバー】腹ペコ山男 |
行程 |
朝飯 |
昼飯 | 晩飯 |
神戸-丹南篠山口−オオタワ−御嶽−オオタワ−丹南篠山口−神戸 | 自宅 |
カロリーメイト 水 暑かった・・・ |
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【山行日記】 7月27日 家族が増えるにあたって、7月で車検の切れる愛車を手放すことにし、先日新車の契約を済ませてきた。私はサンデードライバーで今は妻も運転が出来ない状態なので、最後のお別れドライブを兼ねて、前回行きそびれた多紀アルプスの御嶽(みたけ)に行くことにした。 毎度のことながら朝は駄目だ。準備をして朝10時に神戸を出発する。道は特に混んではいない。六甲北有料道路を通って六甲山を抜けたあと、中国道と舞鶴道を乗り継いで丹南篠山口で降りる。しかし記憶というのは本当に曖昧なものだ。分岐を間違えて亀岡のほうにむかってしまう。途中でやっぱりおかしいと気が付いて戻る。実は来週には新車が来るためガソリンはEnptyマークがつくひとつ手前のメモリの量しかなく、どきどきしながら走行をしていたのである。 ようやく見慣れた道に戻って農協を左折する。前回食事をした「岩屋」の前の道は工事中であった。オオタワに向かう道は両脇の草がしっかり伸びて車一台しか通れない感覚に襲われる。クラクションをならしながらゆっくり進む。カーステレオからは「ラバウル航空隊」がかかっている。 オオタワについたのが12時頃であった。暑い・・・とにかく暑い・・・風もなく、ただただ暑い・・・
オオタワには車は一台もない。はて?とおもいまわりを見回してみると道の右側の小金ヶ岳の駐車場の木陰に何台か駐車してある。すでにこちらはいっぱいだった。なるほど賢いな、とおもいつつ、服を着替え準備をする。ここからみる御嶽はなんだかとっても小さく見えてすぐに登れそうな気がする。いちおう頂上でメシでも食べようかとワンタンやアルファ米を持ってきたのでザックに詰めていざ!出発。
東屋の隣から登りはじめる。しばらくは緩やかな樹林の尾根を歩くが、そこから肩に上がるまでは強烈な急登だ。しかも土流れを防ぐためにコンクリートの丸太で足場ができており、歩幅をきめられてしまうのでツライ。また熊笹が生い茂り視界をさえぎる。オオタワから見えていた山容が楽そうにみえただけにここで大汗をかく。日ごろの運動不足がたたり、つらい。本当にいままでトレーニングなしでテント縦走していたことが信じられない。これだけ弱っているということか? 30分ほど登るとちょっとした広場が目の前に広がる。ここでしばし休息する。レーションをほおばる。長峰山で食べ残したカロリーメイトのチョコ味だが、どうも暑いときにはこの商品は駄目のようだ。すこしかじってザックにしまいこんだ。 ここからはニセピークの連続である。やはりきちんと地形図見ないと期待感ばかり先行してだめだ。焦りの原因になる。なんどか騙されてようやく石室のある稜線にたどりついた。ここはきもちのいい風が篠山側から吹き込んでくる。ここからは頂上はすぐ先だ。
頂上には地元のグループらしき人たちがビニールを引いて食事をしていた。それにして暑い。御嶽は小金ヶ嶽と比べ視界も悪く、展望もいまいちだ。早々にひきあげ、石室の横にある一本杉の木陰で休むことにした。 どっかりと台地に座り込み、体を休めているとウグイスとヒグラシの声が聞こえる。そしてここちよい風。なんともいえない心地。こんな心地を映像に残しておこうとMPEGのクリップと写真をとり始めたとたん、虻が襲ってきた(汗)しばし現地で粘るがあまりの執拗な攻撃についに退散することとなった。
ここからは下りばかりである。足元を注意しながら進む。途中で小金ヶ嶽が綺麗に見える場所がある。こうしてみるとなかなか立派な山容である。似たような山が幾重にもつらなり、奥深さと興味を誘う。 オオタワの駐車場に戻ると東屋では家族連れ+よくほえる犬が暑い中でバーベキューをしていた。ステレオタイプという言葉がふと浮かんだ。 このまま北に降りて温泉に向かおうと考えたが、車のガソリンが残り少ないのでそのまま帰ることにする。財布の中身をとぼしいので、山行のあとの食事はカット。(涙)
ふもとの火打岩(ひうちわん)はのんびりとした田園風景が広がっている。しばし足を止めて写真を撮影する。それにしても暑い。丹南篠山口のあたりでようやく汗も収まり、高速に乗って16時ごろに神戸についた。 多紀アルプスはほんとうにちかくていい山。そして今日は社会人になって中古で40万円で購入したコルサとのお別れドライブでもあった。4WDでもないのに、登山のアプローチとして砂利道を激走した。ありがとう!多紀アルプス。そしてありがとう!わが愛車よ。 |