丹波篠山 多紀アルプス 2001/12/02

近くていい山、兵庫の山 !!いいお店も発見しました。



【日時】2001年12月2日
【メンバ】腹ペコ山男、ナウシカ、さんふらわあまりも、地鶏まんじゅう藤本、モンゴイカ平本
 
行程
朝ごはん
昼ごはん 夕ごはん
丹南篠山口IC-301号オオタワー小金ヶ岳ーオオタワー草山温泉ー小金口(いわやで食事)-丹南篠山口IC-神戸北有料道路ー神戸
めんたいこごはん
味噌汁
(自宅)
フレンドベーカリ
みかん2こ
チョコフレーク、カレセン
(ほとんどもらい物・・・)
地鶏の炭火すき焼き
(いわや)

すいません、今回も何も作ってません・・・手抜きです



【山行日記】
 

多紀アルプス…正しくは多紀連山と呼ぶ。兵庫県の篠山町の北側に位置する山である。兵庫県の山は普段はあまり行かないが今回は私が土曜日が出勤だったこともあり、まりも氏が気遣ってくれて今回の近場の山行を企画してくれた。

12月2日
朝5時過ぎに起床。外は真っ暗だ。寒い。前日に用意した山の服を着て準備をする。めんたいこごはんと味噌汁を食べて6時40分ごろ神戸を出る。さすがにまだ車は少ない。六甲山腹を貫く神戸北有料道路を通って三田に抜け吉川JCTから舞鶴自動車道に乗る。トンネルを抜けるととたんに視界が悪くなる。あれ?火事の煙かな?と思ったがしばらく走ると霧であることがわかる。シャレにならないくらいの霧だ。前の車のテールランプを頼りに進む。丹南篠山口ICで下りるが霧はまったく晴れない。街中なのに信じられない霧である。また多紀アルプスに関する標識は皆無のため、なんどか間違えUターンを繰り返しながら301号にたどり着く。
 
すごい霧 霧の中から太陽出現! 霧は晴れていきます

まりも氏はまだ宝塚ICとの連絡が入る。私たちは小金口のバス停で車を止めて霧の間に差し込む朝日を何枚か撮影した後、のんびり車を走らせて大タワに到着。1時間ちょっとで自宅から来れたのには驚きだった。駐車場は広く、まだ一台しか止っていない。再びまりも氏から電話が入る。どうやら1時間ほどまだかかりそうだ。さあてどうしようかな。さっそく駐車場の横に刈り取った木や草が大量に積んであったのをナウシカが見つけ、「クリスマス用のリースを作ろう」ということになる。ツルを引っ張ってぐるぐる巻いていくのだが、やっているうちに楽しくなってしまい、結果として大中小極小の4個のリースを作ってしまった。ナウシカは松ボックリやヒイラギの葉を集めて飾り付けをしている。何をしにきたのかわからなくなってきた(笑)そうこうするうちにまりも氏のご一行が到着。
 
小金口のバス停 オオタワの駐車場はでかい さっそくリース作りに挑戦
ナウシカさん指導してます(^^) だんだん完成してきました 出来たー!!

今回は現役の我が部の女の子2名も一緒だ。彼女達はなんとなんと我が部創部以来初めての女子の主将と副将なのである!パワフルな奴らとのうわさも聞いており、ドキドキしていたが、さすがに女の子。ナウシカのリースを見て「私も作りたい!」と到着するなり宣言してリース作りに夢中になってしまう。結局登山を開始したのは11時06分。まあ、たまにはこういうのもアリでしょう(笑)山の新たな楽しみを彼女達も覚えたかもしれません。

オオタワからは杉の森の中を登っていきます。現役を先頭にして歩きだすがさすが現役。歩くスピードが確かに違う!!(汗)なんか早いなあとぼやきつつ、しかし現役の前で「もっとゆっくり歩いてくれぇ」と言うのもなんだかなーと思い必死に呼吸して体を合わせる。尾根に乗る頃にはやっと体が慣れてきた。(ああ、よかったー)小金ヶ岳はごつごつした岩が尾根上にあり、なるほどアルプスっぽいといえばアルプスっぽいところだ。
 
登山開始! 小金ヶ岳の雄姿 岩岩してきました
歩いてきた尾根を振り返る 三嶽は鈴鹿雨乞岳に似てる 気分爽快!
置いてくよ〜 山頂はもうすぐです 北壁の上に立つ

岩尾根の軽いUPDOWNをこなし、振り返ると三嶽が大きく鎮座している。なんとなく鈴鹿の雨乞岳のような貫禄だ。オオタワの駐車場から見たイメージとは随分異なる。写真を撮りながらさらに進むと「北壁」の看板が出現!うむ、たしかに北壁…。 多紀アルプスの絶景」(看板の案内文)をしばし楽しんだあと、山頂を目指す。小ピークを越え、急登を登りきるといきなり頂上に出た。「あれ?もう?」という感じである。
 
そんな大げさなもんでは・・・ 山頂からの三嶽 小金ヶ岳山頂です
四十八滝方面を望む 北壁だー! さあ下るぞぉー

今日は本当に快晴だ。頂上からは頂上周辺の潅木が邪魔をしてすこし下が見えないがそれでも兵庫北摂の山が見渡せる。次回はエアリアマップを買おうを決意した。頂上にはぞくぞくと人が集まってくる。我々も頂上にある鉄製の切り株の上に腰掛け、御菓子を食べたりお茶を飲む。現役からみかん、チョコフレーク、カレーせんべいをもらう。チョコフレークはかなりの量を一人で食べてしまった。(ひさびさに食べるとウマい!)食べるだけ食べておなかも膨らみ、汗もひいたところで下山開始。あっという間に下ってオオタワに着いてしまった。現役生にはちと物足りないハイキング程度ではあったが、最近つかれ気味の私にとってはなんとも新鮮であり、心洗われる山旅であった。

山で汗をかいたら温泉へ直行というのが毎度のパターンである。今回はオオタワの北側に草山温泉という温泉があるらしい。しかしまりも氏も私も広域地図しか持っていないため、よく道がわからず間違いながらも目的地になんとか到着。観音湯という名前だが、どうも富山の銭湯のイメージがこの名前には紐付けされているため、近代設備を備えたお風呂と結びつかない。しかし観音湯というだけあって近くの小高い山には金色と黄色にかがやく観音様が鎮座しておられる。笑えるのが温泉からケーブルカーがあり、(しかもケーブルの名前は観音号)これがどうやら観音様を拝観するための唯一の交通機関っぽい。
 
草山温泉はでかい 黄色い観音が目印なのだ モンゴル三人娘

入浴料は950円とちと高め。今日は混んでいるとのことでロッカーも二人で一つとのこと。お風呂はなかなか広くて、露天風呂もあった。お湯は有馬温泉とおなじ赤さびたお湯だがあまり鉄臭くない感じであった。観音湯には大きな売店がありレストランも併設してある。(ただしレストランはいまいちっぽい)入浴後、まずはコーヒー牛乳をグイ飲みして、さらに売店で山芋篠山名物!黒豆ジュースを飲む。ブドウのような口当たりで最後にかすかに黒豆の味がします。なかなかおいしいよ!
さあ、帰ろうかなと思ったらなんだか前方にあやしいテントが。モンゴル村??無料なのでパオに入りモンゴル三人娘の出来上がり。あとでしらべたら真面目な施設でした。

さあ、お風呂も入ってすっきりしたらあとはメシだ。昨日Webで他人の山行記録をいろいろ読んでいた際に「いわや」がお薦めと多数記載があったので温泉から電話するとまだOKとのことだったので、今回の登山口であるオオタワに戻り、小金口まで下る。ここから対向車が来たら絶対によけることは出来ないと思われる細い道を通って奥へ進むと茅葺の家が!そこが「いわや」である。暖簾をくぐると意外と店の中が広いのに驚かされる。地鶏のすき焼き(1人前3500円)を注文して、囲炉裏の周りに座る。最初に丹波名物黒い枝豆が出てくる。普段食べないので珍しくビールと一緒においしくいただく。そうこうするうちに野菜やお肉が運ばれてくる。炭火の上に鉄鍋が載っているので最初に野菜をいれ、その上に地鶏を載せてワリシタを入れて煮込む。お店のおばちゃんご指導の下、すき焼きをせっせと作る。
 
小金口の奥にある「いわや」さん 炭をいれてくれます 黒い枝豆だー
すき焼きをつくります そろそろ食べごろ(^^)! 店の中はこんなかんじ
いわや TEL:0795-52-4071
JR小金口バス亭の奥

草山温泉 観音湯
TEL:0770-77-3410

あー食べた、食べた! お店の前で

地鶏のすき焼きは初めて食べたがこれがうまい!! これはまた食べに行きたいと思う。ちょうど二回に分けて食べ、最後にごはんと味噌汁がでてくる。いやはや大満足。5時頃にお店を出るとすでに外は暗くなっている。地図とにらめっこしながら丹南篠山口ICを目指す。高速に乗り快調に飛ばすが、神戸北有料道路への出口で大渋滞。それでも神戸に着いたのが7:30PMであった。(近い!)

今回は山行は全体のほんの数%であったが、リース作りから温泉、地鶏すき焼きといろいろ楽しむことが出来た。現役と仲間に感謝!またあらためて、兵庫県は広いなと実感した。我が家から1時間も走ればそこは山と畑と茅葺の家が点在する典型的な田舎の風景が広がっているのである。いつか長野あたりで田舎暮らしを…ともくろむ我々としては「なんだ、こんな近くにもいいところあるやん」とちょっと眼からうろこ。これからちょっと通おうかなとマジで思ってます。



ホームに戻る