六甲 荒地山 2001/06/16

ひさしぶりに山に登ってきました。近くていい山、六甲山♪♪


【日時】2001年6月16日
【メンバ】腹ペコ山男
行程
朝ごはん
昼ごはん 夕ごはん
JR摂津本山-阪急岡本駅-保久良神社-風吹岩-荒地山-鷹尾山-阪急芦屋川駅
 

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緑茶
アーモンドナッツ
チョコパイ 
自宅にて
タイグリーンカレー


【山行日記】
このところ会社の方針や体制が大きく変わり、ストレスがたーくさんたまる日々が続いていた。こんなときにかぎって週末は山に行きたいものだが、あいにく友人の結婚式や友人来訪の予定がびっちり詰まっておりさらにストレスがたまっていた。天気予報では16,17日は快晴!しかしこの日は旧友がはるばる福井からあそびに来てくれる予定。朝早く来てくれたらむりやり六甲山に拉致する予定であったが、察知されたのか??本人から夕方に到着するとの電話が。それなら時間があるので朝9時くらいから夕方まで山歩きを楽しむことにした。自宅にあるお菓子と家で作ったつめた緑茶をテルモスのなかに入れて出発♪♪

JR摂津本山駅まで妻に車で送ってもらい、ここから六甲へ向けて歩きだす。このあたりはすこしおしゃれな町並みが続く。阪急岡本駅を越えると急な坂道の両側には豪邸群が並び貧富の格差を実感する。(涙)妻を連れてきたらここで「いいな?」「お家が欲しい?」といつもの病気が再発するところであった。しばし住宅街を歩くと「保久良神社」への案内指導標が出てくるのでそれと地図を見ながら歩く。この神社は眺めがよいところにあるので昔から毎日登山が行われているところである。
港を見ながら歩く 保久良神社の立派な鳥居 風吹岩への掘割

コンクリートの道を左手に神戸の港町を見ながら歩くとまもなく保久良神社の鳥居が見えてくる。神社の前には中高年おおじさんおばさんたちがおおきな声で談笑している。毎日登山で来ている方々だろう。神社の前に灯篭があるのでそこにすわってお茶でも飲もうかと近づくと黒いハエがぶんぶん飛んでいる。最初はなんだ、うっとおしいなあーと思っていたがなんか覚えのある匂いが漂ってくる。??と思い下を見ると草むらにう●こが・・・。うへ!誰ダーこんなところに(怒)息を止めて灯篭から離れる。俺様ははう●この匂いをかぎにここまできたんじゃねーと心の中で叫ぶ。

気を取り直して(笑)保久良神社の裏側から金鳥山を目指して歩く。新緑がまぶしい。風吹岩との分岐から道を右に分けると海は見えなくなり山に入った気がする。途中で後ろからMTBに乗った兄ちゃんが来た。途中までペダルをカラカラ踏んでいたがあきらめてMTBをひいて登っていた。道は次第に花崗岩がごろごろした道になってくる。前方から声が聞こえてくると風吹岩の横にひょっこり出た。
風吹岩からのロックガーデン 神戸方面を望む 今日は大坂方面もくっきり見える

風吹岩には芦屋川方面から登ってきたと思われるハイカーでいっぱい。さっそく港が見えるところにどっかり座ってテルモスにいれてきた緑茶を飲み、今年のあたまにモンベルで購入してそのままになっていたナッツバーを食べる。暑さでベタベタで食べにくかったが腹持ちはよさそうだ。うしろではおばちゃんたちがシートを敷いて世間話。今日は神戸も大坂もくっきり見えていい眺め。

さて、まだ12時くらいだ。これからどうしようかな思って地図とにらめっこしながらふと頭を左にやると岩岩した山が眼に入る。荒地山だ。お!ここはまだ行ったことがない山だ。さっそくこの山へいくことに決める。六甲最高峰から右へ道を分け荒地山への道に入る。山の名前どおり道もちょっと荒れ気味。(爆)荒地山の稜線に上がって振り返ると六甲の峰峰がスカイラインを描いている。六甲のゴルフ場も上から見える.
尾根の向こうに荒地山発見! ロックガーデンってこんなかんじ 荒れた登山道を歩く
荒地山から見る神戸 六甲の稜線を望む ふもとにはゴルフ場が

荒地山の山頂は樹木に囲まれて視界はゼロ。おまけに山頂マークもない。ちょっとガックリしたが、そのまま下りに入る。名前どおり花崗岩がごろごろしている。すこし下ると畳一畳ほどの岩の上にでるのでここからさきほど休憩した風吹岩を眺めていると下からおばちゃん2人おっちゃん1人が上がってくる。おばちゃんのほうが山慣れしてるらしくおっちゃんの手を取ってひっぱり上げている。こんなところスニーカーで下れるのかなと思って見ていたが、おばちゃん達がでっかい声で「ルートから外れたけど登れた!登れた!」と喜んでいるのを見て安心。でかい声から逃げたかったので早々と足を進める。しかしここはどーも下り向きのコースではないようだ。
風吹岩ははるか尾根向こう 大坂ドームも見えた 神戸の港は船がたくさん
巨大な石がごろごろ 岩梯子はほとんど垂直!

下から中高年の団体が登っている。岩を潜り抜けないといけないところで案の定通過待ち。先頭のおっちゃんの荷物が岩に引っかかって先に進めず難儀していたので上にいた私がおっちゃんの荷物をひっぱりあげる。腹の出た「裸の大将」似のおっちゃんは荷物を下ろしているのに岩の間に挟まっていた(笑)団体さんが通過するのを待って岩のトンネルをくぐる。しばし岩の上をあるくと垂直の壁が。これがうわさの岩梯子か〜。慎重に足を運ぶ。こりゃーなかなかスリルがあっていい!裸の大将の「おれはこの道は下りたくない」というぼやきはなんとなくわかる。岩梯子を過ぎると鷹尾山へのゆるやかな道に出る。振り返ると荒地山の大きな山容が目に入る。鷹尾山との鞍部にでると震災で尾根道が崩壊しているので迂回路を通れとの看板が。ここを右に分けると藤木レリーフのある高座の滝に出るが、今回は迂回路を通って鷹尾山の山頂を踏むことに。眼下には芦屋の街が広がっている。ここは「裏山」という感覚に近い。下りがゆるやかになってくると住宅の横にひよっこと出た。
荒地山を仰ぎ見る 鷹尾山鞍部からの芦屋 住宅の横にでてきました
今日の食料 鷹尾山登山口の看板 豪邸だー!

まいどのながら神戸の山の手の豪邸群には唖然とさせられるのだが、今回は芦屋!セ●ム加入率ほぼ100%。鉄条網まで張られた家をみたのは初めて。(そんな家住みたくないけどなあ・・・)
天気はよく、汗がこぼれてくる。インターネットのいろいろな掲示板に山にいけなくてストレスが溜まってますと書き込みを繰り返していたが今回の山行でしばらくのあいだは持ちそうだ。
門から家が見えない・・・ 芦屋川の夏 緑の川底
芦屋川で遊ぶ子供達 芦屋駅の花時計

豪邸見学をたのしみながら歩くと芦屋川の上流に出た。緑がいっぱいの川でなんだかとっても幸せな気分になる。子供達が川にはいって魚をタモですくって楽しんでいた。外で遊ぶ子供達をひさしぶりに見てこちらもうれしくなる。阪急の高架が見えてくるとそこはもう終点の芦屋川駅だ。ここから電車に乗って岡本駅で下車し家路についた。腹がへったので定番「もっこす」で中華そばを食べてFinish!
 



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