武奈ヶ岳山行 2000/4/16 
早春の山を楽しむはずが現地は吹雪とキョーレツな残雪だった。


【日時】2000年4月16日(日)
 
行程
朝ごはん
昼ごはん 夕ごはん
比良山上駅-イブルギのコバ-武奈ヶ岳-西南稜-中峠-金糞峠-山上駅 おにぎり
コンビニサンドイッチ
めんたいこおにぎり
煮こみかレーうどん
延命茶
お好み焼き(自宅)

<その他持参した食料>
フレンドベーカリ、チョコパイ、アクエリアス(飲料)、味噌汁のもと2パック(マルコメ)

★新作★煮こみカレーうどん 作り方 評価
【用意するもの】4人分のカレーウドン2パック、ねぎ、にんにく1/4、輪切りソーセージ、はんぺん

メインは妻九州めんたいこお握りでこのカレーウドンは味噌汁的に味わう。
お湯が沸騰したらカレーウドンの素と野菜をほうりこみ、その後、うどんを入れて出来上がり。
今回は春のあたたかい日差しのもと、楽しく食べる予定が、急遽、曇り空&吹雪の中でおまけに雪の上でたべることになってしまった。
寒かった分、カレーとにんにくで体があたたまった。ただ、同行のまりも氏とグレートYの食器にはにんにくが入ってなかったらしく、あとでクレームがついた。(わざとじゃないぞ!すまん)
カレー粉は1パック入れたが行動後の昼飯として食べる場合は2パックいれたほうが味が濃くてよい。
めんたいこおにぎり 作り方 評価

めんたいこおにぎり
(写真撮り忘れた!)
おにぎりの中に生のめんたいこを入れ、現地でノリを巻いて食べる。韓国味付けのりを巻いても美味と思われる。こ 結婚してからやたらめんたいこをたべるようになった。これはあきらかに九州出身の妻の影響であるが、汗をかいている体にはめんたいこのような刺激物はけっこう効く。
 

 

【山行日記】
悪友まりも氏からメールと電話にて春山へのお誘いを受ける。滋賀高原でスキー三昧で現在プータロのグレートYも誘い、いざ、新緑の山へ向かう。ちなみに今回の山行はSONYのサイバーショットF505を持参した。

4/16
朝6:00.玄関のチャイムが鳴る。はっ!しまった。寝坊してもた!グレードYを40分ほど待たせ、私は荷物を用意し、妻はおにぎりをせっせと作る。快晴の下、湖西道路を快調に飛ばす。比良の山々は道路から見るかぎり、雪は見えない。大きな看板で比良ロープウェイ場への標識が出ているので道はすぐに分かる。駐車場はすでに8割埋まっていたが、うまいこと端にすべりこむ。現地はめちゃくちゃ寒く、先行き不安になる。
比良ロープウェイは朝9:00に動き出し、13分の一人乗りのトロいぼろぼろリフトと5分のロープウェイで比良山頂駅へ。うーん、邪道だ
 
ロープウェイ前の駐車場 リフトから振りかえる琵琶湖 スキー場にはまだ雪が
例年にない残雪だ まりも氏こける(演技) 振りかえると一面の雪

ロープウェイ駅からスキー場を経由して武奈ヶ岳をめざす。学生のころ合宿をした思い出話をしながらのんびり歩くが、とにかく風が冷たいので合羽を着込む。晴れていた山もいつのまにか黒い雲に覆われて、しまいには吹雪になってきた。はやくも「春のポカポカ山行」モードだったメンバーは一気にブルーになる。しかしここまできて引き下がれない。
谷はすっかり雪でおおわれており、地図とマーキングを頼りに進む。たくさんの人が入山しているが、地図を見ている人は稀で、完全にトレースをあてにしているようである。尾根に乗っても一面雪に覆われていたが、そんな雪も武奈ヶ岳東面はさすがに溶けておりこれまでの雪上山行はうそのような武奈ヶ岳山頂につく。ここまでの過程がエキサイティングだっただけにすこし拍子抜けしてしまう。決して武奈ヶ岳様が悪いわけではございません。
 
武奈ヶ岳山頂! 山頂には樹氷が出来ていた 谷を眺める
西南稜からのたおやかな武奈ヶ岳 カレーウドンを作る ここが昼飯たべたところ

武奈ヶ岳の山頂から西南稜を経由で中峠、金糞峠(しかしなんでこんな名前なんやろね)を経て一周することにする。西南稜にも所々雪は残っている。中峠へは谷を下らなければならないが、この狭い谷は雪で埋まっており、おまけにいたるところがスノーブリッジ化しており、「うぉ!」「わあ」と叫びながら雪を踏み抜き、靴を濡らしてしまう。ようやく谷を降り、川のながれる大地で昼飯とする。今日はあいにくの天気だが、こんなときこそ温かい食べ物が食べられるとうれしくなってしまうものだ。ザックからガスをとりだしただけでメンバーから「おぉ〜」と歓声が上がる。カレーうどんをつくりながら、その合間にお菓子をぼりぼり食べる。途中で道にまよった単独行のおばちゃんが「金糞峠はどっちでしょう」と聞いてきた。どうやら地図すらもっていないらしい。グレートY氏とまりも氏が丁寧に地図を出して教えてあげていた。しばらくすると吹雪になってきた。めんたいこおにぎりをたべながら、熱いカレーウドンをすする。カレー粉を1Pしか入れなかったのでちょっと味が薄い。昼飯としてたべる場合は2P入れてもちょうどいいようだ。

昼飯食って元気になったので再出発。金糞峠への道も一面雪でおおわれているが、稜線にでると雪はどこにもみあたらず、風さえなければ「早春の山」という感じである。ほんの数時間でいろんな季節があじわえたなあ〜と今回の山行の印象を振りかえりながら歩くとロープウェイ駅に到着した。下山は登山道へという話もどこへやら。みなロープウェイで下る。(あー、軟弱軍団)
 



ホームに戻る