氷ノ山山行 2000/2/5 
氷ノ山はド快晴!しかし次の日は雨ノ山に大変身!


【日時】2000年2月5日〜2月6日(日)
行程
朝ごはん
昼ごはん 夕ごはん
奈良尾-氷ノ山国際スキー場-氷ノ山東尾根-(敗退)-奈良尾キャンプ場 家でパンを食べる チョコレートパン
ミルクティー
パインアメ
五目いわしごはん
奈良尾キャンプ場-氷ノ山国際スキー場-奈良尾 ふりかけ五目ごはん
ほうれん草のみそ汁
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<その他持参した食料>
カロリーメイト、カキのタネ、パインアメ、チョコレート、ようかん、練乳、チャルメラ、リッツ、アルファ米、プリッツ(塩味)


 
★新作★五目いわしごはん 作り方 評価
【用意するもの】
アルファ米、五目飯の素、鰯の缶詰
今回は和風で攻めてみようとと考えて自衛隊のごはんをヒントに○○飯シリーズでいこうと計画した。アルファ米をまず炊く。沸騰してある程度たったころに五目ごはんの素(1パック)を入れ炊きあがるまで待つ。 炊きあがったら鰯の缶詰(100円)を上の載せて火を止めてしばらく蒸らす。
今回五目ごはんの素は丸美屋の五目鳥飯の素を使用した。まるごと使ってみたが一人分としてはやはり味が濃い。これもカレールー等と同様に1/2にして使用するのよいようだ。鰯の缶詰は上に載せて蒸らすことで単体で食べるより美味しく感じた。味がこくなりがちなので大根のつけものなんかがあればいいと思う。
 
★新作★のりたま五目 作り方 評価
【用意するもの】
アルファ米、のりたま、ほうれん草味噌汁の素

前日の晩にわずかに残した五目飯にアルファ米を足して炊く。たきあがったら「のりたま」をふりかけてできあがり。

ほんまはアルファ米の上にのりたまをふりかけて味噌汁と共にいただこうと考えていたのだが、前日の五目ごはんが味が濃かったことと少々多めにつくりすぎたのでそのまま使用した。
のりたまをふりかけることで完全に別の食い物に変身したのは大きな驚きだったが下界じゃ絶対食べないやろなあ。

【山行日記】
あっという間に2月になってしまった。例年ならとっくに雪山&スキーにいそしんでいるころなのだが、忙しさに流されて今期は通勤電車で「岳人」を読んでニヤニヤするだけの情けない日々を過ごしている。そろそろいいかげんにどこかに行きたいと思いながら天気予報を見ているとどうやら土曜日は天気がいいということが分かる。おいらの山行きたいモードにスイッチが入った!
目標は社会人になってからは一度もいっていない神戸より西の山である。てごろさから学生の時に行った氷ノ山を思いついた。一度スイッチが入ったら2000万円の商談もどうでもよくなってきた。さっさと退社し、地図とエアリアマップを購入し布団の中であれこれ考える。

2/5 
土曜日の朝3時に神戸を出発すれば3時間で氷ノ山のふもとまで着けると計算し、目覚ましをセットして寝る。しかし・・・眼がさめたらなななんと6時30分!うわわわわ、やってしもた。慌てて妻に朝飯を作ってもらい7時30分に家を出る。阪神高速、第二神明、加古川バイパス、姫路バイパスとまるで検問のように100円や500円とこまめに料金を取られながら、(ええかげんにひとまとめにしてくれよ!ってかんじ)312号、9号と車を飛ばす。道は意外と空いている。奈良尾に到着し駐車場で1500円を払い、更衣室で着替え出発する。氷ノ山スキー場上部のセンターロッジで登山届を出す。ここで携帯電話を持っているなら番号を記入してくださいと言われ、改めて携帯普及の影響力を思い知る。

シールをつけ、東尾根のとりつきをめざして進む。正直いうと氷ノ山やし、まあこんなに天気もええし、だれか先行者がおるやろ、トレース泥棒して今回は楽勝山行じゃ〜と安易な気分であった。と、ところが登山口まで行ってみるとトレースはどこにもない。うすい跡すらない。うわー。とりあえずスキーで尾根を登ることにするが、さっそく取付きからラッセルである。しばらくするとシールではどうやっても登れない角度の斜面がたちはだかった。枝がじゃまして斜登行も不可能だ。仕方なくスキーを脱ぎ、ツボ足でラッセルしようとする。一歩踏み出すと「ズボズボボボボボ」なんとまで雪に沈んでしまった。こんなことならワカンをもってくればよかったと後悔するが遅し。雪をかきよせ膝でおしつけながら奮闘すること30分、やっと尾根の上部に取付けた。しかしここからもスキーラッセルである。だんだんしんどくなってくる。時計を見るとすでに13時を回っている。この時間では登頂しても戻りが危ないと判断し、東尾根途中で敗退、今日はスキー練習に切り替えることにして気分を換えラッセルしてきた斜面を滑降することにした。
 
頑張ってトレースつけてます! スキー場も雪たっぷり 稜線は遠い・・・
今日の滑降はここから 今日の寝床

今期初の滑降が山スキーなんてイカしてる。しかしすこし重たい雪にビビッテしまい、2度ほどスキーをとられて雪だるまになる。慣れて来たら斜面に飛び込む勇気がでてきたので果敢に攻める。うーむ、山スキーは奥が深い。東尾根の下部でテントを張り、今日のお宿とする。今日はスキー練習と割り切り、回数券を買って何度か滑ってみる。このスキー場はボーダーこそ多いがリフト待ちはないし、規模もそこそこで結構楽しめるいいスキー場である。4時頃スキー場に別れを告げテントに戻り、食事の準備をする。さて火をつけようかと思い食当袋を空けるがライターが見当たらない・・・、しかも幕営用のろうそくも見当たらない。山屋さん失格である。いつもは付かない自動点火装置が働きことなきを得るが、やはりきちんと準備せねばと反省。
食後はスキー場の営業終了により本来の静けさを取り戻した氷ノ山や鉢伏山を眺め、満天の星空を仰ぎながら日々の生活のことをふと考えてみる。普段あれこれ悩むことなんて実はぜんぜんたいしたことじゃないなということをいつも思い知る。

2/6
テントを打つ雨の音で眼がさめる。予想どおり雨だ。テントをあけてみるとガスで視界はゼロ。スキー場も静まりかえっている。外に置いてあったコッヘルには水が貯まっている。食後雨をやむのを待つがなかなかやまない。あきらめてテントをたたむ。どうも単独行の時の悪天ヒット率は高いようだ。昨日の筋肉痛が体のあちこちで発生しているらしくザックがさらに重たく感じる。スキー場上部にくるといつもながら変な視線を感じる。ボーダーが「山岳部隊?」とささやくのが聞こえる。いい感じだ!快感だぜ!といい気分でバリバリ滑って下まで到達。リフトに乗って最後は降りる。下山後役場に連絡し、大雨の中帰路についた。
天気なら風呂場とおいしい食堂でも探そうと思ったがこれは次回にまわそう。
 
晩飯のネタはこれ テントの中はこんな感じ 今回持参した食料



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