六甲 長峰山 2002/04/14

なかなか山にはでかけられませんが、休日を利用して海から山へ歩いてみました。

【日時】平成14年4月14日(日)
【メンバー】腹ペコ山男
行程
朝飯
昼飯 晩飯
神戸-阪神大石駅ー海ー六甲長峰山ーJR六甲道駅 自宅
カロリーメイト

今回も手抜・・・

-
【山行日記】

4月14日

怒涛の平成13年度の「年度末」もようやく終わった。会社もなんとか黒字を達成し、馬車馬のように走り続けた1年間であった。山はすっかりご無沙汰で、睡眠不足と不規則な食生活のせいで 3キロも太ってしまった。休みの日もひたすら布団で寝ているだけの不健康な生活 を続けていたので、ここはすこしリフレッシュをしようとおもい、日ごろ通勤電車の中から毎日眺めている六甲山を海から歩いてみようとおもいたった。学生のころだっただろうか、どこかの登山家がインドの海岸からエベレストを目指すという記事を岳人で見つけた。まさしく海抜0mからの登行である。ひとつの山でもいろんな方向から味わうことが出来るのだろうな、 この発想はすごいと思いいつか自分もやってみたいと思っていた。まずは低山で実験、実験と・・・ひさびさの登山に色をつけてみたかった。

早朝起床してと予定していたが、やっぱり寝坊してしまった。自宅から阪神電車に乗り、阪神大石駅で下車したのが11時。まずは南の方向、すなわち海の方向へ歩きだす。都賀川は三面コンクリートで覆われた死の川だ。しかし神戸の川がまだましなのは川の水に触れられるような設計にしてあることだ。親水性があるのが唯一の救いいったところか。山から海までの距離が短い神戸では川の直線化とコンクリート化は排水と防災という観点からは仕方ないと思うが、一抹の寂しさを覚える。しばらく川の中の道を歩き道路を数本渡るとすぐに海に面した公園に出る。市民が集い、消防隊が放水訓練していた。



海が目の前に
灘浜大橋 でかい! 写生中の翁

さて、ここから頭と体を北に向けて山の方向へ足を進める。いま歩いてきた道をまた阪神の駅まで戻るのだから知らない人がみたら「あほ」としかいえない行為であるが、自分自身では意味あるのだからそれでよい。




       摩耶山と長峰山    
川沿いを歩く
阪神の高架が見えてきた

まっすぐ舗装された川沿いの道は余所見をしていてもつまづくものもないし、川に落ちることもない。阪神電車の高架が近づいてきた。ふと川に目をやると小魚が泳いでいる。それ目当てか浅い水面に釣り糸をたらして動かないおじさんもいたりする。阪神を越え、灘区役所がある間の川沿いは特に親水面が強化されているようで、綺麗である。中学生の団体がお弁当を集団で食べていた。 JRを超えると川は二つに分かれる。右へ進むと六甲川だが、今回は左手に進む。


川沿いに石を配置してある
水遊びが可能な空間
ここで川が分岐

しばし川沿いを進むと道路にぶちあたり、中島橋を渡って川の右手側の道路を歩く。このあたりはかなりの急勾配だ。上から 高級外車がさかんに降りてくる。やはり金持ちじゃないと山手には住めなさそうだ。




振り返ってみました
どんどんさかのぼる
すごい急な坂

長峰中学を超え、長峰霊園が見えてくると道路の終点である。しかし車でのこの道はきつそうだ。かなりの勾配でひさびさの歩きに疲れを覚える。しかしまだ「山」には登っていない(汗)
川沿いに下りてみると長峰の砂防ダムが出てくる。昭和初期にできた現役の砂防ダムだ。つくるならこういうダムを作ってほしい。砂防ダムを左側から乗り越えると広い台地上のところにでる。奥ではキャンパーや家族連れがたくさん遊びにきている。隠れた遊び場である。




立派な砂防ダム
砂防ダム上部から振り返る
山椿が咲き誇る

カロリーメイトと水を口に含む。地形は予想以上に複雑。エアリアマップしか持っていない自分がちょっと情けない。おおよその検討をつけてのぼりはじめる。しかしどうも踏み後も全く無く人が通った気配がぜんぜんしないような道である。谷道を進むよりは尾根道のほうがいざというときに動きやすいと考えてそのまま尾根道を進む。現在位置がつかめない焦りと体力の低下で心臓がバクバクいう。これってもしかして バテ?そう、どうやら六甲山でバテてしまったようだ。景色の見える稜線まで上がると左手に摩耶山がはっきり見える。どうやらハチノス尾根を登ってしまったようだ。ひさびさの復活でこの急登はかなり堪えた。(汗) 山椿が咲く稜線を一歩一歩進む。かなり暑い。引き返したい衝動にも駆られたがなんだか海から歩いてきた自分に申し訳なくてそのまま歩くことにした。すこしだけ緩やかになった稜線を詰めていくと巨石が鎮座する長峰山の山頂である。山頂には何組かの登山者がいた。向かい側には摩耶山がはっきり見える。海の方面をみると結構な高度差だ。食物をうけつけないバテた胃に無理やりカロリーメイトを放り込む。じぶんのふがいなさになんだか満足できないがとてもこれ以上進めない。ここはきっぱり あきらめて下山することにした。



摩耶山
住宅街に出る
友人ともっこすへ行く

好調な阪神タイガースの応援歌を歌いながら駆け足で下山する。住宅街にでてからの坂がきつい。次第にお腹も減っていたし、暑いので阪急六甲駅南側にあるモスバーガーに入る。やや!混んでいる!注文してから待たされる・・・こういうときモスはつらい。しかも スパイシーバーガーを頼んでしまい、辛い!(あたりまえだ)ただでさえ喉が渇いているのに追い討ちを自らかけてしまった。(涙)

とりあえず「海から山頂まで」という目的を果たし、帰宅。そのまま昼寝する。夜、職場の同僚が遊びにきたので本人お気に入りの「もっこす」に連れて行き一緒にラーメン食べた。

次回、リベンジ予定(たぶん六甲ではないところで・・・)


HOME