休日の服装に関心が全く無い

 襟のついたチェック柄のだらーんとしたシャツ、しかも色はどっちかというと暗めの色(冬ってかんじ)。ズボンはもちろんジーンズにあらず、バッグも手に持つタイプではなくナップサック系。コレといって特徴のない普通のメガネを着用し、髪型もこれまた特に特徴もない。

これは秋葉系ファッションの特徴であると言いたいところであるが、実際のところ私の外見そのものである(涙)。そしてこのような服装の傾向がある人はなんらしかのオタクとみて間違いない。ちょっと気になったので先週大阪の旭屋書店のミリタリーコーナーで観察していたが、私服で立ち読みに来ている人のほとんどがこのタイプに当てはまった。そりゃ、ホスト系の服来た奴は来ないよなあ。

ただし、隠れオタクは自分のこの傾向をいちおう認識しているので公の場に出るときや人が集まる場所ではそれなりに気を配っている。たとえば夏のTシャツはとりあえずズボンの中には入れずに外に出しておくとか(笑)同志かな?と思ったらそれとなくこのあたりの気苦労を話ししてみるといいかも。

基本的にだらーんとした服が多いのはアイロンが必要な服は面倒で手間であり、基本的にハンガーにかけることもせず、そのあたりに適当に脱ぎ散らかして管理しているし、当然同じものを何度も何度も着るので袖口は汚れるし、ヨレヨレのまま。なんとなく汚らしく見えるのもコレが原因か。
夏のTシャツについては大学時代にズボンに入れると格好悪いと指摘を受けたので外に出しているが、正直なところを言うとズボンの中に入れたい。だって寒いじゃん!おなか冷えるやん!

そういえば大学生になるまで自分で服を買ったことは一回も無かったことを思い出した。母親がデパートのバーゲンで適当に買ってきたものや、デパートの店員に「若者向きですよ」と勧められて購入してきたものを文句も言わず着ていた。小遣いはすべてミリタリー関係か映画につぎ込んでいたから服など買う余裕などない。ファッションがダサいというのはこういう理由だったのか!

大学入学後になってさすがにやばいなーと思い服を買うようになったが、そもそもファッションのセンスというものを磨いていない以上人並み以上に追いつくにはかなりの努力をする必要がある。しかし服は高い!高いのである。オタクとしてはそこに資金をつぎ込むのなら違うところにつぎ込みたいと考える。ファッションは私にとっては所詮は人からの目線を気にしたものであり、正直なところしんどい以外のナニモノでもないのだ。軍服マニアなら軍服を着ている自分に対して満足をし、人からの評価は二の次ではないだろうか?(このあたりは想像。)

何度も書くが、格好いい服を着たいなと思うときがないわけじゃない。特に人がたくさん集まる会に参加するときはどんな格好していこうかなあと正直なところ迷う。三宮や梅田に出たときやデートスポットに出かけたとき、阪急デパートなどを徘徊したときは「これじゃあアカンな〜」と思うのだが、帰宅すると忘れてしまう。オタク用のレンタル服屋さん(コーディネイター付き)でもあればいいのになあ。ないのだろうか。きっと需要はあると思うが。(オタクの気持ちをわかる店員の育成が急務か?)

余談その1
昨年大和ミュージアムに行った時に呉から乗船したオタク三人組がいた。ここで書いているオタク像そのまんま。しかも高価な一眼レフでバシャバシャ写真を取りまくる。あまりにもオタクを象徴した雰囲気を漂わせていたので「俺もこんなふうになっていたかもしれんなあ」とやや彼等を侮蔑するような言葉をつぶやきデジカメに彼等の姿を収めて帰宅。

嫁さんに「凄いオタクがいたよ」と写真を見せたら

「あなたとおんなじネ」

と鉄槌を下された。やっぱりそうだったか・・・。

調べてみたらこんな本まで・・・。しかしこの表紙なんとかならんのかの〜。


余談その2
先日展示会の説明員としてある展示会場で商品の説明をしているといかにもキモオタ系の子がうちのブースに。説明員の女の子が笑顔で説明していたが、ブースから離れると「キモいっていうのはもう絶対駄目ですよね〜」と話かけてくれた。そーだよね、と相槌を打ちつつも、そういえばこの台詞どこかで聞いたことがあるなと思い出してみると5年ほど前の会社の同僚の結婚式の2次会。美女として有名だった広報室の女の子が着ていたので、写真一緒に撮ってよと頼んだら「え〜!気持ち悪い。○○ちゃん一緒に写真に入ってよ」とアイコラでも製造するかと?何を勘違いしたのか他の女の子を呼び出したので、「いや、別にそーいうわけじゃないねんけど、ええわ」とこちらからお断り申し上げた。俺様からすると失礼な話や!と憤慨したのであるが、やっぱり「キモい」ってストレートに言われると人間凹みます。これってしかし服装の問題じゃないよね。凹凹凹。

  
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