クラシックギター初心者の悩み音とフレットの関係 
最初はギターの表にドレミを書いたシールを貼ろうかと本気で悩みました(笑)

1.こればかりは暗記しかない!

本来ならばこんな題名をつけると理論的なことをバシバシ書くべきと思いますが、それは後回しです。(笑)
理論は後からでもよいと思うので、とりあえず、まずすることは

@ギターをみながら音を声に出しながら暗記すること
A曲を弾きながら「なるほどー!と思う!」こと
 (この”なるほど〜”が大事です)

この2つです。

受験世代特有の丸暗記でまずは第一関門を突破しましょう。私はこの方法で覚えました。これをまず覚えずに手の形だけで曲を覚えてしまうとすこし弾かなかったりするとすぐに弾けなくなります。きっちりおぼえましょう。

2.ドレミはどこにあるのか?

楽器を手にしたら、まずやってみること。それはどこにドレミファソラシドの音があるか探ってみることだと思います。しかしギターの場合、一体どこに「音」があるのかわからない。鍵盤のように黒と白で分かれているわけでもなく、かといって芸術性を高めるためか、フレットに音マークが書いてあるわけでもない。私も最初は鉛筆で指盤の上に書くか、シールでも貼れば覚えるのではないかと思ったのですが、さすがに弦が邪魔して書けないので止めました。結論としてはこれはもう覚えるしかないという単純な結論に行き着いたわけです。学問に王道なしですわ。

@まず、開放弦の音を暗記しよう。

1弦から6弦まで、開放弦を引いてみよう。「ミシソレラミ」となるので声に出しながらなんども弾いてみよう。次に各弦の12フレット目を押さえながら1弦から6弦まで弾いてみよう。「ミシソレラミ」あれ!おなじ音だと気が付いたはずです。このとき「なるほどー!」と思うのが重要です。これで完全に覚えます。開放弦と12フレット目の音が同じだということを覚えて暗記するのです。

A一番簡単にドレミファソラシドが弾けるところを見つけよう。

6弦から1弦を使ってやってみましょう。これも声にだしながら弾いてみよう。

B6弦から1弦までの1から3フレット目までの音を覚えよう。

初心者が取り組む練習曲の多くは1から3フレットの範囲と開放弦の組み合わせで演奏できる事が多い。まずはこの3つのフレットの間の音を覚えましょう。

C5フレット目の音を覚えてみよう。

5フレット目の音を合わせたら、今度は6弦の5フレットを弾いた後に5弦の開放弦を引いてみよう。あれ?おなじ音だ。次に5弦の5フレットを弾いたあとに4弦の開放弦を弾いてみよう。あら、おなじ音だ。このパターンをやってみよう。2弦のみ4フレット目と1弦の開放弦が同音だが、他はすべて5フレット目ととなりの弦の開放弦の音はおなじということがわかる。これがいわゆる同音異弦である。この規則を覚えよう。

さて、今度は逆を考えてみよう。1弦の開放弦を弾いてみよう。次に2弦の4フレット目を弾いてみよう。あれ、同じ音だ。次に2弦の開放弦を引いたあとに3弦の5フレット目を弾いてみよう。あれ?同じ音だ。あとはこの法則で6弦まで弾いてみよう。なんとなく規則性のようなものを感じ取ることが出来ただろうか?


ここまで来たらもう初級の曲はかなり弾けると思います。超初心者は脱出です。

D5フレット目を覚えたら、7、9フレット付近の音を覚える

いかがでしょうか?これでおおよその音とフレットの関係がわかるはずです。最初から理論を読んでもわからない。まずは「まねる」こと。それからはじめてみよう。興味が出てから調べるほうが絶対に学習も早くなります。