クラシックギター初心者の悩み右手のフォーム 
気がつくと親指が手の平の中に入り込んでることってありませんか?

1.まずは脱力

これから演奏するってのになんで脱力やねん!と私も最初は思いました。しかし、教本にも確かに脱力と言う言葉がいたるところに出てきます。意味はわかるけど、実際やってみると意外や難しいのがこの「脱力」です。

さっそく具体的に「脱力」をしてみましょう。

まずはイスの前に立ってみましょう。両手をだらーんと下げてみましょう。肩の付け根からぶらーんと下がっているようなイメージをしてみよう。本当に脱力できたかを図るには友達か彼女か、いなければおかんでもいいが、脱力した右手の平を持ち上げてもらう。パッと離してもらったとき下にぶらーんと落ちればそれが脱力できてる証拠です。

もうひとつのやり方はプールに入る前の体操です。手足をばたばた〜。あのイメージで右手左手の手首がしなるように手を下げた状態でぶるぶるーとしてみよう。イメージがつかめてきたら、ギターを持ってすわり、右手をギターの上に置いてみよう。右手でギターを押さえる必要はなく、ただギターの上に置いてるだけです。

2.右手のフォーム

次に指の位置は親指と人指指が45度になるようなイメージを意識しましょう。意識しないと指の構造上、かならず親指は人指指と手の平の間に入る形になってしまいます。教本などを見ると卵を握るような形で!と書いてあるが本当に握ろうとすると力が入ってしまう(笑)ので、あくまで手の形がそのようになっているなというイメージを持ってやってみよう。先ほどからイメージイメージと書いてるけど、曲を弾く時もイメージは大切であるから、何事もイメージをできるように訓練しましょう。

弦を弾くときは指先ではなく、指の付け根を動かすイメージをしよう。第一、第二関節をうごかそうとすると力がどうしても必要になります。ためしにやってみてください。

力を抜いた状態で手を握る動作をしてみると最初に指の付け根から動き、しだいに指の先端を使って握りこむ形になるはずです。脳がきちんと命令しないと指の先は動かないのです。

アルペジオの練習をするときは中指と薬指を交互に使ってみよう。実はこれは難しい。なぜならこのふたつの指はつながっているからである。ピースの状態にして指を動かしてみるとまるで自分の指ではないくらい動かないのが大半ではないだろうか。もちろん私もそうである。これは練習あるのみかな。

最初は力が入ってしまい、あちこちが痛くなるがなれると痛みは無くなる。上記に書いたことを常にイメージして練習をしてみよう。不安なら鏡をみながらやってもよい。家族にナルシストと間違われないためにもしっかりと事前説明をしよう。